[日 時]2002年09月22〜24日 [場所]長野県南安曇郡奈川村 白樺峠(標高1600m) [旅行者]A.K T.K
■初日(22日)
かねてより訪ねて見たいと思っていた白樺峠行きを決行。一番の狙いは、白樺峠はハチクマが比較的多いことから、成鳥のいろいろなタイプをじっくり見て写真にも撮ること。
始めての道だが、特に迷うこと無く白樺峠の駐車場へ8時半頃到着。早速、タカ見の広場へ向かう。白樺に包まれた林道は結構な上り坂で、息を切らせながら約15分程登る。すると、前方の松の枝にカラスより少し小さい鳥が止まっている。どうやら図鑑では見たことの有るホシガラスのようだ。白樺峠のお迎えはホシガラス、到着早々ラッキー。タカ見の広場へ着いて、まずタカ見人の多さにびっくり。百数十人はいるようだが、考えて見れば3連休で白樺峠の例年のピーク時期のため当然のことかも知れない。(その後も増えて、200人は越したと思う。)
そして今度はフィールドを見渡すと、さすがに信州のスケールの大きさには目を見張らされる。やはり来て良かったと実感。ここで、タカ柱が出来たら素晴しいだろうなと思わず想像。残念ながら今日は曇りがちで、渡りも低調。多少は低い所を飛ぶが暗くてタカ斑は良く見えない。午後からは風も急に冷たくなり、天候も下り坂で飛びそうな雰囲気では無くなってきたので、明日に期待し下山する。
[今日のタカ] 観察時間 9:00〜12:30 ◆サシバ:53羽 ◆ハチクマ:7羽 ◆ノスリ:3羽 ◆ツミ:1羽 ◆SP:1羽■第2日(23日)
8時15分にタカ見広場に到着すると、ガスが涌き上がっている。さすがにまだタカ見人は少ない。信州ワシタカ類渡り調査研究グループのNさんのいるすぐ下に陣取る。ガスがはれ上がってしばらくすると地着きらしきノスリが動き始める。そして9時半頃から、晴れ間ものぞき始めサシバやハチクマが渡り出す。ここの渡りは9時半頃から16時頃がメインとの事だが、確かにその通り。
パラパラとサシバ[写真,約4kbyte]やハチクマが渡るものの結構高いし、遠い。天候が回復した割りに数は伸びない。午後1時を過ぎるとぱったり止まってしまう。タカ見人を楽しませてくれたのは、どこからかやって来たホシガラス[写真,約19kbyte]。大勢の人に取り囲まれてもせっせと餌取りに専念。
午後3時半迄、大群の飛来を期待して待つが現れず。予定を延期し、好天が予想される明日に期待して下山する。(9月23日は昨年は例外として、飛ばない事での特異日だそうです。)尚、タカ見広場はほぼ北東向きの斜面に段々にタカ見席が設けられており、白樺の丸太が置いて有ったり、腰掛易く斜面を削って板が置いて有ったりとタカ見にはうれしいこころ配り。信州のメンバーと奈川村の人とで作ったとの事で、素晴しい場所を用意して頂いた事に本当に感謝します。
[今日のタカ] 観察時間 8:15〜15:30 ◆サシバ:14羽 ◆ハチクマ:25羽 ◆ノスリ:3羽 ◆ツミ:2羽■第3日(24日)
予定を延期したのは正解で、今日は快晴。渡り始めは9時過ぎと聞いてはいるが、待ち切れずに8時にタカ見広場へ到着。すぐにサシバ2羽が渡り出すが、やはり数が出始めたのは9時半過ぎ。ハチクマ[写真,約4kbyte]も渡るが少し遠い。11時頃、サシバ暗色型らしき[写真,約4kbyte]が頭上を通過。午後1時過ぎ、サシバが130羽程、高い空をまとまって渡って行く。これを見て満足し、帰途も有るため早めに下山。
その名の通りの白樺に包まれスケールの大きなフィールド、乗鞍高原の温泉"湯けむり館"は疲れを癒してくれるし、今日の穂高や槍は壮観だったし、今回の白樺峠でのタカ見は本当に満足いくものだった。来年もチャンスが有れば、是非訪れたい!
[今日のタカ] 観察時間 8:00〜13:30 ◆サシバ:214羽 ◆ハチクマ:40羽 ◆ノスリ:10羽 ◆ツミ:7羽 ◆ミサゴ:1羽 ◆オオタカ:1羽