[日 時]2006年3月4日、10:00〜13:00 [場所]北海道室蘭市母恋 [天 候]晴れ、北の風:弱い [旅行者]A.K
午前7時30分の札幌発"スーパー北斗4号"に乗り、東室蘭へ 向かう。目指すは地球岬で、断崖に住むハヤブサが狙い。道中、海上や断崖を 背景に飛ぶハヤブサをイメージしたり、車窓から原野が目に入ればタカ(ケア シノスリ、オジロやオオワシ)は飛んでいないかと探したりしていると、車内 アナウンスが東室蘭が近い事を告げる。左手に見えている砂浜の海岸線は、前 方彼方は小高い山のようになっている。あのあたりが断崖の続く地球岬のよう だ。
東室蘭で1両だけのワンマン電車に乗り換え、室蘭へ向か うが、この頃から空は曇り小雪が舞い出す。室蘭の1駅手前の母恋(ぼこい)駅 で、観光と見られるカメラマンが下車するので、あわてて支度し車掌に聞くと 地球岬へはここが便利と言うので、急遽下車。それにしても、"地球岬"と"母 恋駅"とはなかなか良い組合と感心しながら駅前ヘ出る。小雪は舞っていて、 歩道には雪が残っているが、寒さはそれ程でもない。道案内の標識には、地球 岬まで2.7kmと有る。雪が無ければ歩くのだが,駅前から途中までバスが有るよ うなのでこれを待つ。バスはあっけないほどすぐに終着駅の地球岬団地に着き, 地球岬まで徒歩20分の標識。てくてく歩き出すと、幸運なことに雪は止み空も 少し明るくなって来る。
数分で小高く海を見下ろす海岸に到着。辺りを見回すと、 遠くの岩場に鳥影が目に入る。双眼鏡を取り出し覗いて見ると、逆光気味だが ハヤブサ髭がくっきりと見える。出掛ける前は、ハヤブサに会えるかどうか心 配したが、とにかくこれでほっと一安心。天気も急速に回復して晴れ間が覗き 始めた事も有り、足取りも軽く岬への道を進む。10分程で、地球岬展望台下の 駐車場へ着く。3件程有る売店の1件が開いていて(看板に年中無休と書かれて いる)、そこのご主人らしき人が雪かきをされているので、ハヤブサの様子を 尋ねる。"ご存知のように、警戒心が強いから陸側へはあまり来ないよ!見るな ら海からだね。"とのショッキング発言。気を取り直して、展望台へ登ると、 地球岬とは良く言ったもので、水平線が目の前に拡がり、地球の丸みを感じさ せる。海岸線は約100m程の断崖が続いており、ハヤブサの棲息にはぴったりの 環境だ。
展望台へ登った頃にはすっかり晴れ間が拡がり、風も弱く 暖かい。眼下を飛ぶオオセグロカモメが時々目線まで上昇して来る。こんな感 じでハヤブサも来てくれないかと思っていると、目線位でやや遠い海側をハヤ ブサ1羽が飛んいるのが目に入るが、断崖に姿を消す。10時45分頃、陸方面を 見ていると、背後に鳥の気配を感じ振り向くと2羽のハヤブサが接近して来る。 慌ててカメラを取り狙うが、オートフォーカスのスピードが何時もより遅く、 ピントがなかなか合わない。(気温が低いせいか?)幸いな事に、1羽が右手に有 る、展望台より小し高いピークを巻いてこちらへやって来て、頭上を通過。結局、今日は3 時間居てこのチャンス1回だけ。3月は時期的にはあまり良くないのだろう。
1時には雪雲が拡がり始めた事、札幌までの帰りの都合もあ り、後ろ髪を引かれる思いで下山する。探せばもっと良い観察ポイントは有る だろうなとか考えたり、断崖を飛び回るハヤブサや、渡島半島への秋の渡りを 勝手にイメージしつつ、母恋駅までのんびり歩く。