2012年フィールドノート   Since March 1999
春の渡り見納め
[日 時]2012年5月19日
[観察地]渥美
[天 候]快晴、北西の風:弱い
[観察者]A.K

今年の春の渡りは全く変調で、渡る個体数は少ないことから、期待も控え目に家を出る。展望台は先客2名、今年の状況を反映してかひっそりだが、のんびり出来て大歓迎。快晴、北西の風良し、ややモヤが掛かるが視界は良好と条件は揃う。(ところで、今年は黄砂が非常に少ないが、気候変動でも有るのだろうか?)

”あっ”という声に、見上げると海側にハチクマが来ている。”渡りは9時以降だけど、早いやつもいるから油断出来ないよね!”と言ったのも束の間の事で、8時前。(油断していた訳ではないが、良くあるパターン)そして9時前に、向かいの稜線上にサシバが3羽登場。一旦帆翔した後、高度を下げながら、正面から接近する、好きなコース。続いてハチクマも登場し、少し期待が高まる。しかし、肝心の9時台は渡り無し。10時台では、淋しいながらも”ピックイー、ピックイー”とサシバが鳴きながら高い空に帆翔していて、春の渡りらしさを演出してくれる。が、その後はさっぱり。

期待は控え目にしてはいても、淋しい結果には少しがっかり。来年の春には、例年のような渡りが復活するのを祈りつつ、今年の春のタカ渡り見は今日で終了。

[今日のタカ]
◆サシバ:6羽
◆ハチクマ:5羽
◆ノスリ:2羽


ハチクマ始動
[日 時]2012年5月6日
[観察地]渥美
[天 候]晴れ後雷雨,南の風:弱い後北西の風:強い
[観察者]A.K

連休最終日は雨の予報に休養の予定が、夜の天気予報では晴れ一時雨、但し風は渥美での鬼門の南の風。それなら近場でもと思いつつも、”そろそろハチクマが動き出すのでは?”と鷹の渡りネット情報を覗くと広島や徳島で本格化の気配に急遽渥美行きへと予定変更。

渥美半島の先端に近付くにつれ、モヤと青空が少なくなり、展望台からは神島も殆ど見えない程で、風も南寄りと条件はかなり悪い。じっと待っていると、やがて西寄りの弱い風が吹き始め、30分程経った9時頃、サシバ6羽の鷹柱が立つ。次はいよいよ”ハチクマ登場か!”と期待していると、10時頃から北西のやや強い風が吹き始める。この風でモヤが徐々に晴れ、青空も拡がると、今度は待望のハチクマとサシバ3羽づつのミニ鷹柱が立つ。北西の強い風に海側へ流されるため、少し遠いがハチクマ初認。その後も、ハチクマ♂も、まずまずのコースを渡り愉しませて呉れる。

いつものように11時半頃、昼食を取っていると、西から黒い雨雲が拡がってくる。急いでおにぎりを頬張り、足取りも軽く下山する。途中、雷鳴が轟き、雨もパラパラし出すが、運が良い亊に、本降りになったのは、駐車場へ着いてから。今日は読みが当たり、一人で展望台を占有してのハチクマ初認で、たまにはこういう事も有って良い。

[今日のタカ]
◆サシバ:11羽
◆ハチクマ:7羽
◆ノスリ:1羽


定番、新緑の奥三河でクマタカ
[日 時]2012年4月28日
[観察地]奥三河
[天 候]快晴,北の風:弱い
[観察者]A.K

春の渡りの端境期にすっかり定番化した奥三河行き、快晴の空は岡崎から遠ざかるにつれ青さが増す。道中、八重桜、しだれ桜、芝桜、山吹、まだ咲いている菜の花を愉しむ。

昨年の29日には、珍しく良いところをとんでくれた事を思い出しながら、愛用の椅子にどっかり腰を掛け出を待つ。待つこと2時間、ようやく正面に登場するが、コースがそれ遠い。場所を少し変え粘っていると、まずまずの所へ登場、幅広の翼でゆったりとした羽ばたきが良い。いい思いをする事が少ないだけに、今日は来た甲斐が有ると言うもの。

今日は、サシバとランデブー、他所でも見たことが有るが意外と棲息環境の共通点が有りそう。そして初めてだが、チゴハヤブサも登場。チゴハヤブサは春の渥美での渡りを見たことがないが、渡りは内陸コースだろうか?

[今日のタカ]
◆クマタカ:2羽
◆サシバ:1羽
◆チゴハヤブサ:1羽


サシバの渡り、今年は変調
[日 時]2012年4月15日
[観察地]渥美
[天 候]晴れ後曇り,北の風後南の風:弱い
[観察者]A.K

今年はサシバの渡りが低調で、先週も天気良し、風良し、時期も良しと3拍子揃いながらも、さっぱりの結果。それだけに、過度の期待は控えながらも、先週のような事はさすがにないだろうと楽観的に出掛ける。山桜はすっかり咲き、コナラも芽吹いて来て、山肌は少し緑を帯び始め、展望台への道中を愉しむ。

展望台へ登ると、絶好の風に、視界もまずまずで、今日こそはとサシバを待つ。すると幸先良く、海側からミサゴが獲物を持って接近し、ゆっくりと眼前を通過。サシバもこのコースを飛んでくれる事を期待して待つが、その後はさっぱり。

サシバの渡りは、近年徐々に減ってはいるが、この時期はまだ数が出るはずなのに、今年は全くの変調。コースが変わって来てるのか、時期がずれているのか全く検討が付かない。個体数が極端に減っていないことを祈るばかり。今日の特筆は、珍しいチュウヒの渡り。

[今日のタカ]
◆サシバ:3羽
◆ハイタカ:2羽(西向き)
◆ノスリ:2羽
◆ミサゴ:1羽
◆オオタカ:1羽
◆チュウヒ:1羽


サシバ初認
[日 時]2012年4月1日
[観察地]渥美
[天 候]曇り後晴れ,北の風:
[観察者]A.K

3月下旬の土日は天気が悪く、渡りが始まっていると言うのに出かけられずストレスが溜まる。今日も、曇りの天気予報だが、サシバ初認のためには、行くしかない。

今年の春は遅く、山桜の蕾はまだ小さい。展望台へ登ると、曇り空ながらも、志摩半島までなんとか見渡せ視界はまずまず。少し待つと、いつの間にか待望のサシバが1羽接近している。毎年の事ながら、初認というのは感動するもので、光線は良くないが、シャッターを多目に切る。すぐに、もう1羽渡るが、その後は1時間半程止まる。その後、ぽつりぽつり渡り始めるが、高度をどんどん上げてしまい、双眼鏡で見送るだけ。しかし、中には気まぐれ個体が居て、正面近くに現れサービスして呉れる。

今日は、何と言っても”サシバ初認”する事が出来満足。何故かハイタカが少なかったが、まあ期待はずれは良く有る事なので、次週に期待。

[今日のタカ]
◆サシバ:13羽
◆ハイタカ:2羽(西向き)
◆ノスリ:2羽
◆オオタカ:1羽
◆ハヤブサ:1羽


春の渡り見スタート
[日 時]2012年3月10日
[観察地]渥美
[天 候]晴れ,北西の風:やや強い
[観察者]A.K

朝起きてすぐに、玄関のドアを明け、青空を確認し、朝食もそこそこに家を出る。いつもの事ながら、この春の渡りに期待を膨らませながら、渥美へ向かう。

展望台までの林道では春の日差しが暖かいが、展望台へ登るとさすがに風は冷たい。志摩半島もくっきりと視界良好、北西の風はやや強いが、条件は申し分なし。それに応えるかのように、東向きハイタカ、そして西向きハイタカが登場。しかしさすがにこの時期は続かない。ノスリが、数羽続いて東向きに渡った後は、パタリと止まる。緊張感を欠き、お馴染みさんと話をしていると、その内の一人の”来た!”との声が上がる。いつも間にか,正面にハイタカ、慌ててカメラを取りシャッターを切る。

今日は、期待した程にはハイタカは渡らなかったが、スタートとしてはこんな所だろう。帰路、久しぶりに外海側を走ったが、あちこちに咲いている菜の花が黄色が鮮やかで綺麗だった。

[今日のタカ]
◆ハイタカ:5羽(西向き4羽)
◆ノスリ:19羽


今年のコチョウゲンボウは気まぐれ
[日 時]2012年1月15日
[観察地]西尾市郊外
[天 候]曇り後晴,北西の風:やや強い
[観察者]A.K

厚くはないが雲が拡がりすっきりとしない天気。こんな日はコチョウゲンの撮影日和と気分を切り替え出掛ける。(成鳥♂の綺麗な青灰色の背面には、強すぎる光は大敵だから。)

今シーズンのコチョウゲンは気まぐれ(?)で、定位置がない。ここと思えば、つぎはあちら、そして又別のゾーンと、お気に入りポイントが無いようで、困りもの。今日のスタートは、あまりマークしてない所で、停車している車が教えてくれた幼鳥。ほんのしばらく待ったが、全く飛ぶ気配が無く、他へ回る。ここも本当に淋しくなり、もうダメかと諦めかけた時、チョコンとした出っ張りが目に入る。車を道端に寄せ、成鳥♂をじっくり撮影。1時間ほど遊んでもらったところで、飛び去るが、コチョウゲンは仕草が豊富で楽しい。

[今日のタカ]
◆コチョウゲンボウ:2羽
◆チョウゲンボウ:1羽
◆チュウヒ:2羽
◆ミサゴ:5羽
◆ノスリ:1羽


止まりもの
[日 時]2012年1月05日
[観察地]愛知県
[天 候]小雪後晴,北西の風:やや強い
[観察者]A.K

晴れるはずの道中、北よりの風が強くなり、黒い雲も拡がりはじめたと思ったら、小雪が舞い始める。この天気でタカ見はどうか?とも考えたが、とりあえず様子見のため田圃を回る。大豆畑がすっかり整地された、地面にトビ大の鳥が目に入る。少し遠目で車を止め、双眼鏡で見るとハヤブサ幼鳥。撮っているうちに雪も上がり、晴れ間も拡がるが、タカはさっぱり。

あちこち覗くが、ダメな時はダメなもの。最後にと、昨日の木に寄ると、今度はハイタカの♂がいる。この木の前は南向きに開けていて背後は竹林で、立地条件はなかなか良い。成る程、”こんなポイントは要チェック”などと考えながら、帰路に着く。

[今日のタカ]
◆ハヤブサ(幼鳥):1羽
◆ハイタカ(成鳥、♂):1羽
◆ミサゴ:3羽
◆ノスリ:2羽


タカ見始め&初撮り
[日 時]2012年1月04日
[観察地]愛知県
[天 候]晴時々曇り,北西の風:やや強い
[観察者]A.K

1月3日のタカ見始めは、意気込んで出掛けたものの、”遠くを飛ぶチュウヒとチョウゲンボウ1羽づつのみ”と寂しい限りで、シャッターは押さずじまい。この頃、ねぐら環境破壊のため個体数が減っているとは言え、こんなはずでは無いのだが?

1月4日、昨日の巻き返しに、気分転換を兼ね少し足を伸ばし、初撮りに出掛ける。結構待った後、ようやく現れたハヤブサ成鳥を初撮りする。寒気団から繰り出される雲で、残念ながら条件はイマイチのスタートとなる。

今日もタカの出は悪く、早目に切り上げる道中、木に止まるハイタカ成鳥を見つけ出せ、そう捨てたものではない初撮りとなる。

[今日のタカ]
◆ハヤブサ(成鳥):1羽
◆ハイタカ(成鳥、♀):1羽
◆ミサゴ:5羽
◆ノスリ:2羽